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胃について
topic. お酒が弱いのに無理して飲んだり、暴飲暴食をして胃に負担をかけていませんか?
ここでは胃のしくみから、胃の働き、胃に関する病気についてみていきます。
胃について
■胃のしくみ
胃について胃はアルファベットのJの形をした袋状の臓器です。一般的には、みぞおちのあたりに胃の中心がくるような位置にあります。胃は筋肉のかたまりで、縦・横・斜めの3層の筋肉からなります。神経の伝達によりこの3種の筋肉が縦・横・斜めに緊張したり緩んだりすることで胃が動くのです。
皆さんがよく耳にする胃液とは、食物が胃の中に入ることで起こる機械的刺激と、アルコールやコーヒーなどによる化学的刺激、見た目やにおいから得る脳からの刺激により分泌されます。この胃液の効果と胃の運動(蠕動運動(ゼンドウウンドウ))により食物を吸収しやすい粥状の状態にします。
■胃の働き
胃のはたらきは5種類あります。
食物の攪拌(カクハン)
  粘膜から分泌される胃液を食物になじませ、蠕動運動で攪拌(カクハン)して粥状にします。
食物の消化
  強酸性の胃液は、食物についている雑菌を殺し、食物の腐敗や菌が腸に侵入するのを防ぎます。
タンパク質の消化
  消化酵素であるペプシンによってタンパク質を分解します。
アルコールの吸収
  飲酒したアルコールの一部を吸収します。
食物の一時貯蔵と十二指腸への送り出し
  食道から送られてきた食物を一時的に貯めて、消化の進行にあわせて少しずつ十二指腸へ送り出します。
■胃の病気
【急性胃炎】
原因 胃について主に暴飲暴食、アルコールの過剰摂取などが原因でおこる急性の炎症です。
その他にもストレスや鎮痛薬の飲み過ぎなどの原因でもおこります。
症状 (1) 上腹部痛・・・胃のあたりを中心とした強い痛みがある。食後に痛むことが多い。
(2) もたれ
(3) 胸やけ
(4) 吐き気、嘔吐・・・上腹部痛とともにおこることがしばしばある。
(5) 吐血、下血・・・嘔吐とともに血を吐いたり、便に血が混じる。
養生法 (1) 原因がはっきりしているものが多いので、まずそれを取り除く。
(2) ストレスを溜めないようにする。
(3) スープ、お粥など胃に負担の掛からないもの、かつ栄養のバランスを摂るようにする。
(4) アルコール、コーヒーなど刺激のあるものを控える。
(5) 煙草を控える。
薬物治療 対症療法(出てしまった症状を抑える)が主流となります。
●痛みに
 →H2ブロッカー・・・胃酸の分泌を抑制する。
 →制酸剤・・・胃の過酸状態を中和するアルカリ性の薬。
 →粘膜修復・保護剤・・・胃粘膜の荒れた部位に作用して修復・保護します。
●もたれに
 →消化酵素剤・・・胃腸管における消化の過程を助けます。
POINT 食物が胃を通過する時間は約2時間。遅くても3〜4時間といわれています。通過するまでにもたれがある場合(胃の蠕動運動の低下)は、消化剤を、時間がだいぶ経っても、もたれが続く(例えば朝起きた時もたれる)場合は、胃の炎症が強い状態なので胃酸を抑える薬を飲みましょう。
【慢性胃炎】
原因 胃粘膜に持続性の炎症があったり、繰り返し炎症が起きて胃の組織が破壊や減少をおこしたものをさします。
症状 (1) 上腹部不快感・・・ 胃がもたれる、胸やけがする、ゲップがでる、鈍い胃の痛みが食後からだらだら続く。
(2) 腹部膨満感・・・・ 胃のあたりが張ったような感じ、食欲が低下する。
養生法 完全に元の状態に戻すにはかなりの時間がかかります。あせらずゆっくり治しましょう。急性胃炎と同じように暴飲暴食、アルコール・コーヒーなどの刺激物、煙草、ストレスを避け、消化の良い栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
薬物治療 急性胃炎と同じく対症療法が基本となります。
炎症が長期に続き粘膜が薄くなってしまう患者さんは胃ガンになりやすい傾向があるので、注意しましょう。
【胃・十二指腸潰瘍】(胃炎との違い)
胃潰瘍の場合、胃の痛みは食後1〜2時間後に現れてきます。十二指腸潰瘍の場合は空腹時に痛みが現れ、食事をすると和らぎます。また胃・十二指腸潰瘍の場合、嘔吐とともに血を吐いたり、便に血が混じり黒色のタール状の便が出ます。
このような症状が出た場合は、まずお医者様の診察を受けましょう。
【二日酔い】
原因 体内のアルコールが十分に代謝されずに有害物質の「アセトアルデヒド」という中間代謝産物が残り、肝臓や血中に残っていろいろな症状を引き起こします。それがまさに二日酔いです。
症状 吐き気、頭痛、頭重、倦怠感、めまい。
養生法 (1) 肝機能を高めて、アルコールの解毒を早めましょう。
(2) 短時間でのアルコールの摂取を控える。
(3) 食事をとりながらゆっくり飲む(高タンパク質の物)。
(4) 深酒した後は果糖を含んだ果物をたくさん食べ、水分を多量にとり、たくさん排尿する。
薬物治療 (1) 肝機能を高めるには、肝臓加水分解物の入ったものや、ビタミンB類、アミノ酸がお奨めです。
(2) 吐き気には、口腔・胃粘膜を刺激して反射的に唾液の分泌や、胃の機能を高めるドリンクの健胃薬がお奨めです。
(3) 頭痛は一般的な鎮痛薬でOK!。
(4) 胃に痛みやもたれがある場合は胃薬を飲みましょう。
■おすすめのお薬
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二日酔いのむかつきに。体の水はけを高めてアルコールで疲れた胃をすっきりとさせます。



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二日酔いによいといわれる肝臓水解物、ビタミンB群、アミノ酸入りの疲労回復ドリンクです。




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