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水虫
■病気について
水虫の正体は、白癬菌というかびの一種で、皮膚の角質層に寄生しています。環境に合わせて形を変えながら、しぶとく生き延びるという性質をもっているので、なかなか治りにくいと言うわけです。
水虫は、約5人に1人がかかっているといわれ、足の皮膚病全体の、4割を占めています。男女とも年齢が高くなるに従って水虫が増加する傾向にあります。
もっとも多いのが足にできる水虫です。かかった人の約半数は市販薬を使って治療しています。
一般に市販されている薬で、「スイッチOTC薬」といわれる新製品が続々と登場しています。これは医療用医薬品を大衆薬に転用したものです。水虫菌を殺す力が強く、治療効果が十分に期待できます。
水虫の治療には、角質層に成分がよく浸透して、効果を発揮する薬を選びましょう。1日1回の塗布で成分が角質層に長く停滞できる薬がよいでしょう。症状が消えても、しばらくの間は根気よく手当てをすることも大切です
水虫
子供さんの水虫(足・爪白癬)は、ほぼ100%と高い確率による家族内感染が原因です。
特に爪白癬はあらゆる水虫の感染源となります。自分ひとりの問題と考えず積極的な治療が望まれます。

冬になるとかかとにひび割れが起きて、尿素入りクリームを塗ったりしても、一向に良くならなくて困っていませんか。
夏にはかかとが少しがさつくくらいで、冬になるとひび割れを起こす人は足白癬の可能性があります。
■白癬の種類
白癬菌が原因の病気には水虫のほかに、ぜにたむし、いんきんたむし、しらくも、などがあります。これらは、原因が同じ白癬菌によるもので、からだの発症部位によって違った病名で呼ばれています。

頭部に寄生すれば「頭部白癬(シラクモ)」、内股に寄生すれば「股部白癬(インキンタムシ)」、手に寄生すれば「手白癬(手の水虫)」、足に寄生すれば「足白癬(足の水虫)」、爪に寄生すれば「爪白癬(爪の水虫)」、それ以外の体に寄生すれば「体部白癬(タムシ・ゼニタムシ)」となります。
■白癬菌の性質
日常生活で注意すべきこと白癬菌は感染する病気ですが、強い感染力があるわけではありません。他人の水虫を手で触ったり、水虫の足同士をくっつけたからといっても感染する可能性はあまりありません。皮膚が古くなってはがれ落ちたアカといっしょにはがれ落ちた白癬菌が皮膚につき、靴などで圧迫されて一定期間とどまると、皮膚内に侵入して定住してしまいます。白癬菌は汚れを好み、温度15℃以上、湿度70%以上になると暴れ出すといわれています。ふだんから、患部の冷涼と乾燥、清潔を心がけましょう。
■足白癬とよく似た症状
皮膚の表面にはいろいろな細菌がついています。健康なときには何の症状もなくても、体力が弱っているときには、それらの一種の菌が極端に増えて湿疹などの症状(日和見感染)を起こすことがあります。間違った手当をすると、かえって症状を悪化させる原因にもなります。足白癬も皮膚病も、正しい症状の判断、正しい薬の選択が治療の基本です。 また、水虫と間違いやすい皮膚病には、接触性皮膚炎、貨幣状湿疹、更年期障害性角化症、掌蹠膿疱症(ショウセキノウホウショウ)、発汗異常性湿疹などがあります。
接触性皮膚炎
原因物質に接触することで起こる皮膚病。いわゆるかぶれのこと。かゆみ、ときには痛みもある。
貨幣状湿疹
円形の湿疹病変。しょう液性丘疹(エキセイキュウシン)(ジュクジュクした腫れ)と鱗屑(皮膚のはがれ)がみられ、しばしば湿潤する。 かゆみを伴い、乾燥する冬にできやすい。
カンジダ症
カンジダ菌の感染症。紅斑、鱗屑、小膿疱、びらんがみられる。かゆみを伴い、夏に汗をかくときに多い。
掌蹠膿疱症(ショウセキノウホウショウ)
小水疱を多発して、ただちに膿疱となる。膿疱内に細菌は認められない。難治性の皮膚病。
■足白癬と爪白癬について
足白癬と爪白癬とで、白癬の約8割強を占めます。足白癬には「趾間型」、「小水疱型」、「角質増殖型」の3つのタイプがあります。「趾間型」、「小水疱型」に長く患っていると「角質増殖型」に変わっていきます。
趾間型(シカンガタ)
足の指の間(趾間)が赤くなって皮がむけたり、ただれてジュクジュクしたり、皮が白くふやけたりします。 かゆみが強いが、びらんになると痛みが出ます。患部が臭う場合は、白癬菌に雑菌が加わった2次感染と想像されます。
小水疱型(ショウスイホウガタ)
足の裏や側面、趾の腹などに細かな小水疱ができて周囲が赤くなります。小水疱は日が経つと乾いてカサブタになる、又は、小水疱が目立たず、赤くなって皮がむけるだけのこともあります。小水疱ができた時には強い痒みが生じます。
角化型
足の裏全体がカサカサして厚く硬くなり、ボロボロと皮がむけたり、踵がひび割れてアカギレを起こし痛みを伴うこともあります。夏に悪化しますが、冬でもかかっていて治りにくいです。 趾間型や小水疱型の中途半端な治療の結果、再発を繰り返し、何年もかかってこの型になります。
爪白癬
爪白癬は足白癬を放置した結果、生じる場合がほとんどです。つまり何年も再発を繰り返し足の裏が硬く厚くなった足白癬の白癬菌が爪の中に入りこんで爪白癬を引き起こすということです。爪白癬にかかると爪の色が白く濁ったり、黄褐色に変色します。症状が進行すると爪の先端部が分厚くなるなど変形がみられます。
■治療のポイント
白癬の治療には、抗真菌薬が使われます。外用薬と内服薬があります。 (内服薬は薬局にはなく、医者の診察が必要です。)
白癬は完治させるまで時間のかかる病気です。治療期間の目安としては、皮膚の新陳代謝を考慮して最低4週間は塗り薬を塗りつづけて下さい。
広く薄く塗る
白癬菌は、患部の周辺にまで繁殖しているので、目にみえる症状の範囲よりも広めに塗りましょう。
毎日、欠かさず塗る
日常生活で注意すべきこと薬の効きめは、長くて1日。毎日、欠かさず塗ることが肝心です。
塗り忘れた場合も再度治療を再開しましょう。
入浴後に塗る
入浴時に古い角質を洗い落とした後は、皮膚がやわらかくなり、薬が浸透しやすくなっています。
根気よく続けて再発を防止
治療を中断してしまうと、角質層に白癬菌の一部が生きていることが多く、再発の原因となります。最初は熱心に治療に取り組んでも、数週間たって症状が治まってくると治療を怠り、再発を繰り返しているケースが多いです。
再発を起こさないための治療期間として、症状が治っても、一ヵ月程度は治療を根気よく続けてみましょう
爪白癬について
外用薬では完治がむずかしいので、医療機関での内服薬が一般的です。
従来の飲み薬では手の爪で半年、足の爪で1年ほど飲み続ける必要がありました。最近の飲み薬では、服用期間が短縮され、3〜6カ月間服用すれば1年後には約8割の人が治るようになりました。 いずれにせよ、爪白癬の治療には根気が大切です。
■日常生活で注意すべきこと
裸足で踏みつけたり、足ふきマットやスリッパを共用したりすると、水虫が移ることがあります。感染のおきやすいと言われる場所は、温泉や公衆浴場、プール、フィットネスクラブ、サウナ、ゴルフ場での浴室等です。
これらの場所から帰宅したら足を洗い、感染の予防に努めましょう。

家庭内においても、同居家族に水虫患者がいる場合は、家庭内感染の可能性が高くなります。
●家庭内感染を防ぐためには、以下の注意事項に留意して下さい。
  • バスマットやスリッパの共用は避けましょう。
  • 床、畳、じゅうたんは、こまめな掃除と湿気の除去で、家屋に潜む水虫菌をできるだけ減らしましょう。
  • 洗面所、脱衣所などの水回りや、スリッパ、寝具等はいつも清潔にし、乾燥に留意しましょう。
  • 洗濯もこまめにして、洗濯物は完全に乾燥させましょう。天日乾しよりも乾燥機の方が水虫菌を除去できる様です。

●水虫を治すために、日常生活で注意すべきポイントをご紹介します。
  • 水虫は患部がムレると悪化しやすいので、蒸れにくい靴を履きましょう。また、2日以上続けて同じ靴を履かないようにしましょう。
  • 足を指の間まで念入りに洗い、患部はいつも清潔にしましょう。刺激の少ない専用の石けんで洗って下さい。 洗ったあとは乾燥させましょう。お風呂あがりに水分をよく拭き取り、靴下や履物は通気性のよい素材を選びましょう
■おすすめのお薬
ナウエール TF(液・クリーム) ナウエール TF
殺真菌成分 テルビナフィン塩酸塩が角質の奥深くまで浸透。
かゆみ止め成分+抗炎症剤が効き目をサポート。
1日1回でよく効きます。お風呂上りにお使い下さい。指の間や水疱にはクリームタイプ、
角質が固くなっている時には液体タイプがおすすめです。
 
アトレチオンLX アトレチオンLX
1日1回のお買得タイプの水虫薬です。毎日使ってしっかりと治しましょう。
 
 
 
 
 
冷え症 手荒れ・肌荒れ 花粉症 胃について ストレス 水虫
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